鎮座は南北朝のころで、菅原道真を祭っています。以前は、200メートルほど
西にありましたが、明治時代に現在地に移りました。旧社の近くにあった2本の大イチョウは、今も遠賀川の
堤防にそびえています。連歌師宗祇の「筑紫道記」に木屋瀬に宿泊し、「あかつき近き夢に誰となきとこ、
天神となりて扇を予に賜ると見はべりて夢さめぬ。」とあり、この由来から木屋瀬天神は扇天神ともいわれました。
境内には太宰管内誌を著した鞍手部の国学者伊藤常足が、この次第を記した石碑があります。嘉永5年(1852年)の
建立です。
|
戻る
|