高塔山を仰ぎ、洞海湾に臨む若松市民会館内に、昭和60年6月オープン
しました。 室内(200平米)には、昭和35年、自ら命を絶った河伯洞書斎の復元(常設)の他、生涯
をたどる写真パネルをはじめ、通知表、日記、従軍手帳、河童絵、創作ノート、絶筆原稿など、玉井家
寄託による遺品を中心に、約3000点が収蔵され、年3回、テーマによって展示換えが行われています。
いわばこの資料館は、火野葦平の鎮魂の場であるとともに、展示される遺品の数々は、激動の昭和史を
象徴的に生きた人間の赤裸々な証言として、後世への大いなる遺産といえるでしょう。
運営は、(火野葦平資料の会)有志のボランティアによってなされています。
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